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《第60回 玉野市民川柳大会》です。
7月5日(日)。今年も楽しみです。前田一石さんの情熱がすばらしい。いつかお話ししたとき、玉野の大会は「量より質」とのテーゼを聴きました。句の質を上位に置く大会に今年も参加して自身の試行や上昇につなげたいと思っています。
昨年の大会報を読み返して多くの佳品を再確認しました。
ちょっと、引いてみましょう。
百合としてその先想像ニンシン 高橋こう子
葉ワサビを噛む幻の停留所 同
美しい鞄は誰の病後やら 筒井祥文
紫を切って廃刀令とする 小池正博
水そうになる満員の夜行バス 山田ゆみ葉
いっぱいがこぼれるあたり冗談 樋口由紀子
四ツ辻に立って怯える強化ガラス 松永千秋
びっしりと指びっしりと反射鏡 富山やよい
横波がじゃれてサーカス小屋夕日 北原照子
波十本束ねてチリ紙にかえる 兵頭全郎
本日快晴波打つ馬の腹 草地豊子
縮かんで怯えて六月の午睡 石部 明
甘い甘い波で背中をかいてやる 井上しのぶ
終止符に怯えひたすら打つブログ 松本藍
ゆりかごを揺すって廃を浮き立たす 前田一石
東シナ海に浮いた簡易トイレ 森茂俊
廃れる原形の天幕を縫う 清水かおり
どの句も、句語に揺れがない。緊密度の高い句が、参会者の胸にある「玉野の大会」を現していると感じられます。強いて昨年の傾向を言えば、イメージが実に個性的で、「題」と、作者の素の部分の問答が緊密度の高いイメージを創り出したと言えそうですね。
7月5日、たのしみです。
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